アリーナ普及で瀕死の紙MTG、復活の鍵は”キューブドラフト”
2019年1月20日コメント (2)
「ラヴニカの献身」リリース以降、ますます勢いを増すマジックアリーナ。
マジックオンラインには食指が動かなかったユーザもマジックアリーナをインストールし始めた。
一方で紙版のMTGは苦戦が予想される。
非デジタルの利点、店内でプレイする意味が問われる時代になってきた。
個人的にはアナログゲームがデジタルに移行するのは賛成だが、
それでも紙MTG文化が完全に無くなるのは寂しいし、”アナログでのプレイ”という極めてユニークな概念が活かせず消えるのは損だと思う。
そこで注目したいのはキューブドラフトだ。
キューブドラフトの推進が紙MTGの生き残る唯一の方法だと考えている。
キューブドラフトはカスタマイズ可能なボードゲームだといえる。
手軽にオリジナルボードゲームを用意できる、これは極めて面白い概念だ。
下記にキューブドラフトが持つ3つの利点を記す。
利点1:カードが売れる
キューブを用意するためにはカードが必要である。
もちろんプロキシでも作成可能ではあるが、買ってしまった方が早い、残りの数枚をプロキシで作るのが躊躇われる、等の心理は働く。
利点2:コストが0
通常のドラフトではパック代がかかる。
ほとんどのデジタルカードゲーム、ボードゲームが無課金で参加できることを考えると欠点と言わざるを得ない。
キューブであればパックを買う必要はなく、ゴミも出ない。
卓上にゴミが散乱しているのはお洒落な状態とは言えない、キューブはお洒落だ。
利点3:プラットフォーム化できる
ユーザが作ったオリジナルキューブの共有プラットフォームがあっても面白い。
基本ルールさえ分かっていればキューブセットをシェアするだけで十分楽しめる。専用アプリを使って会社の休み時間にキューブセットを作り投稿、「いいね」をもらう、多分楽しい。
繰り返しになるが、手軽なオリジナルボードゲームというフレームワークとして捉えると非常に面白い。楽しみ方はまだまだあるはずだ。
パーティゲームとしてのキューブドラフトはオンラインでは流行りづらいと思う。
※実際に顔を突き合わせないと面白さが半減するため
そこを逆手に取った、紙MTGの新たな生存戦略だ。
以上。
マジックオンラインには食指が動かなかったユーザもマジックアリーナをインストールし始めた。
一方で紙版のMTGは苦戦が予想される。
非デジタルの利点、店内でプレイする意味が問われる時代になってきた。
個人的にはアナログゲームがデジタルに移行するのは賛成だが、
それでも紙MTG文化が完全に無くなるのは寂しいし、”アナログでのプレイ”という極めてユニークな概念が活かせず消えるのは損だと思う。
そこで注目したいのはキューブドラフトだ。
【キューブドラフト】
キューブドラフト/Cube Draftは、非公式フォーマットの1種。市販のブースターパックやトーナメントパックを用いずに行われるリミテッドである。
<解説>
まず、「キューブ」と呼ばれる適当に集められたカードの山を準備する。
キューブの枚数は、8人でドラフトを行える360枚以上であることが望ましい。
次に、このキューブから15枚1組の束を取り出し、この束を使ってドラフトを行う。
キューブの構成は自由であり、各参加者が好きに持ち寄ったカードを集めて作っても構わないし、主催者がバランスを考えて作り上げてもよい。
15枚の束も、キューブからランダムに取り出したものでも、主催者が作ったものでもよい。
※MTG Wikiより抜粋
キューブドラフトの推進が紙MTGの生き残る唯一の方法だと考えている。
キューブドラフトはカスタマイズ可能なボードゲームだといえる。
手軽にオリジナルボードゲームを用意できる、これは極めて面白い概念だ。
下記にキューブドラフトが持つ3つの利点を記す。
利点1:カードが売れる
キューブを用意するためにはカードが必要である。
もちろんプロキシでも作成可能ではあるが、買ってしまった方が早い、残りの数枚をプロキシで作るのが躊躇われる、等の心理は働く。
利点2:コストが0
通常のドラフトではパック代がかかる。
ほとんどのデジタルカードゲーム、ボードゲームが無課金で参加できることを考えると欠点と言わざるを得ない。
キューブであればパックを買う必要はなく、ゴミも出ない。
卓上にゴミが散乱しているのはお洒落な状態とは言えない、キューブはお洒落だ。
利点3:プラットフォーム化できる
ユーザが作ったオリジナルキューブの共有プラットフォームがあっても面白い。
基本ルールさえ分かっていればキューブセットをシェアするだけで十分楽しめる。専用アプリを使って会社の休み時間にキューブセットを作り投稿、「いいね」をもらう、多分楽しい。
繰り返しになるが、手軽なオリジナルボードゲームというフレームワークとして捉えると非常に面白い。楽しみ方はまだまだあるはずだ。
パーティゲームとしてのキューブドラフトはオンラインでは流行りづらいと思う。
※実際に顔を突き合わせないと面白さが半減するため
そこを逆手に取った、紙MTGの新たな生存戦略だ。
以上。
コメント
いくつか思うことがありましたのでコメントさせて頂きます。
①紙版のMTGは苦戦が予想される。
予想などでは無くMTGが現在がかつてない苦境にいる、しかもポケモンカードゲームは現在も隆盛しており媒体の問題では無くコンテンツとしての人気の問題である。
②利点1:カードが売れる
市販のブースター用いないのにか? 素直にみんなでブースタードラフトやシールドをやったほうがお店さんとしてはよいのでは?
③利点3:プラットフォーム化できる
できてはダメなのです 勝者も敗者も自分のカードを得られないのです、ギャザリング(購入、交換 収集し構築する)していないのです マジックで重要なのは一人一人PWでありの自らの呪文書(デッキ)を作るべきなのです。
④紙MTGの生き残る唯一の方法だ
上記を踏まえ 紙媒体のカードゲームはMTGは まだまだ売れます。
一番重要なのは知名度の向上(演出媒体や宣伝の強化)と初心者(特に子供)をどうやって取り込むに注視すべきだとおもいます。
コロコロコミックに昔連載していた時等 多少なりと子供がMTGに触れてくれました こういった機会をいかに増やすか他社カードゲームを参考にしつつMTGが面白い、かっこいいということを広める方法を模索したいですね。
以前、コレクション(4枚コンプ)で余ったアンコモンを中心にキューブドラフトを(その名前も方法も知らずに)主催した事があります。
単に余りものを詰めただけの幼稚なキューブだったので、面白いと感じることはありませんでした。参加者の評判も最悪でした。(タダで出来ても時間の無駄レベル)
除去と生物の比率、コンボパーツの埋め込み、などは最低限考慮してキューブを組まないといけないと、この記事を読んで思い返しました。